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とても素敵な休日だったんだ。 ひとりでも楽しくすごせるのは、たぶん、才能。 でも、そんな素敵な夜だから 君のことを思い出す。 君の声を聞きたくなる。 悲しいときではなくて 嬉しいときに君のことを思い出せるということを すこし嬉しく思っている。 闇ではなく、光の射す方を向いているのだと、 この気持ちは正しいのだと、勝手に肯定したりして。 君には届かないマボロシの光かもしれないけれど。 もうすこしだけ、ばかみたいに夢をみていたいんだ。 気に入っているのは、 好きなものを好きなところ。 好きなものを好きになったところ。 それ以外はほとんど好きじゃない。なんにもない。 わたしのほとんどは「それ以外」で出来てる。 それならば、 好きなものをふやそう。 きみに嫌われてても きみを好きなじぶんは好きだ。 もうどれだけの時間 おなじところをぐるぐるしているのだろう。 抜けられない迷路みたいだ。 目指すゴールは閉ざされたまま もう見る事も出来ないみたい。 あぁ、どうか。 せめてもう一度だけでも あの光の中に。 つい1年前まで毎朝自転車で通り抜けていた ピンクのトンネルの下を人ごみに混ざって歩く。 わたしはこんなにも素敵な景色を手放したのかと あらためて思う。 取捨選択はいつだって困難だ。 それでも、この桜を今年も見ることが出来て良かった。 結果はいつだって、ずっと後にならないと見えないから 一瞬一瞬を少しでも肯定出来る日々を送りたいんだ。 ピンクの花を眺めながら 少しセンチメンタルにそんなコトを思った。
100円のビニール傘は出番を迎えず
こころなしかつまらなそうに見えた。 強い風に散り散りになった雲の向こう 今にも吹き飛ばされそうな星たちが 儚げに春の夜を照らす。 ひとりよがりな台風の目は確信犯的に 静かな水面を黒く染める。 夢で会ったあのコは幸せそうで 安堵と切なさに苛まれた私は 夢の余韻に捕らわれて 君のことを忘れられないままで居る。 ひとりよがりな台風の目は 誰かの姿を借りた 私自身なのかも知れない。
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